いつもは、ご飯を勢いよく食べているのに、急にワンちゃんが急に食べなくなると、病気なの?と不安になったり、心配になりますよね。
そういうときには、まず犬が餌を食べないときに、考えられる原因や理由を知ることが大切です。
そして、どの原因や理由に当てはまるのか?を冷静に考えて、適切な対策・対処をしましょう。
それでは、さっそく犬が餌を食べないときに考えられる理由について解説していきます。
犬が餌を食べないときに考えられる主な6つの理由
冒頭でもお伝えしたとおり、わんちゃんが急に餌を食べないとき、過度に心配してしまったり、不安になってしまうこともあると思います。
しかし、ここで重要なのは、しっかり冷静になって、ワンちゃんの異変の原因や理由を明確にすることです。
そうでないと、誤った対処をしてしまうなどしたほうが、ペットにとってマイナスに働く可能性があります。
なので、まずは犬が餌を食べないときに考えられる理由を知り、どれに当てはまるのか?を冷静に考えてみましょう。
大切なのは焦らないことです。
それでは、さっそく犬が餌を食べないときに考えられる主な6つの理由をご紹介します。
- 「病気」で餌を食べない
- 「ストレス」で餌を食べない
- 「餌(ドックフード)が合っていない」ので餌を食べない
- 「人間のご飯をあげすぎ」で餌を食べない
- 「おやつのあげすぎ」で餌を食べない
- 「老化」で餌を食べない
まず、どれに該当しそうか?を餌を食べない状況になったときを振り返ってみましょう。
そして、該当しそうな理由を探ってみましょう。
思い当たる理由があったら次にやることは、それぞれ考えられる理由に合わせた対処法を取ることです。
安心してください。
これから考えられる理由とそれにあった対処法を詳しく解説していきますので、そのまま読み進めてみてください。
①「病気」で餌を食べない
急に犬が餌を食べないとき、一番心配になるのは病気になっていないかどうかです。
病気の場合は、早めの対応が必要な場合もあるので、正しい対応が重要です。
病気の場合は、餌を食べないだけの症状だけではなく、他の症状が出ているか?がチェックポイントになります。
では具体的に病気になってしまっている可能性が高いと考えられる症状をご紹介します。
犬が病気かもしれないときの症状
病気かもしれない主な症状は4つです。
- 嘔吐をしている
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餌を食べていない状態で、さらに嘔吐をしている場合は、注意です。このとき嘔吐したときの状況や実際の嘔吐物をスマホで記録を残しておくと、診断のときに役に立ったりします。
- 下痢をしている
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便の状態も健康状態を把握するときには重要なポイントです。下痢をしているときも嘔吐と同様に、便の色や状態をスマホで記録を残しておきましょう。可能であれば、実際に便を保存して、動物病院に持っていくと良いかもしれません。
- 水を飲まない
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水も食べ物も受け付けない状態は、病気の可能性が高いかもしれません。歯周病や口腔内などの口内の以上が原因で、餌や水を飲まないこともあるので、口の中もチェックしたほうが良いです。
- ぐったりしている(元気がない)
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いつもは元気な犬が、ぐったりしているときは何らかの病気や熱があったり、体の痛みを我慢している可能性があります。餌を食べない、隅の方でぼーっとしているなどの状態のときは、注意です。
犬が病気かもしれないときの対処法
もし犬が病気かもしれないと心配なときは自分では判断はせずに、動物病院に相談しましょう。
かかりつけの病院があるのであれば、電話でまず状況を説明して相談したりしましょう。
人間も一緒ですが病気の早期発見によって、病気が治る確率が高くなったりします。
何かおかしい状況があり、少しでも病気の心配があるのであれば、動物病院に相談しましょう。
そして、何より変化に気づけるように毎日ちゃんとワンちゃんの様子を観察していることが大切です。
②「ストレス」で餌を食べない
犬が餌を食べないとき、「ストレス」が理由になっているときもあります。
ストレスを感じやすい状況
犬がストレスを感じやすい状況の例は、下記のとおりです。
- 環境の変化
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結婚や出産、または新しいペットを飼ったり、引っ越しをしたりするなど、生活環境が変化することによって、犬はストレスを感じます。
- ひとりぼっちの時間が長い
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お留守番の時間が多かったり、なかなかお散歩に行けていなかったり、触れ合う時間が少ないと寂しさを感じて、犬はストレスを感じてしまいます。
- いつもと違う場所に長時間いた
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動物病院での入院、ペットサロンでのトリミング、ペットホテルなどの預かりサービスなどで、いつもと違う場所や普段より狭いゲージに入れられたりすると、強いストレスを感じる犬も多いです。
「ストレス」で餌を食べないときの対処法
ストレスが原因で犬が餌を食べない場合は、ストレスとなっている原因を明確にして、しっかり対応することです。
要因としては、環境などが大きいので、できるだけ不安にならないように一緒に遊んだり、お散歩に行ったりして、一緒の時間を増やしてあげるのが良いでしょう。
また、ストレスを感じているときに、無理矢理なにかをしてしまうのも逆効果です。
何が嬉しそうか?を一緒にいる時間を増やして、見つけてあげるようにしましょう。
③「餌(ドックフード)が合っていない」ので餌を食べない
犬が餌を食べないときの原因として、餌がカラダに合っていないときもあります。
よくありがちなのは、餌(ドックフード)を試しに変えてみたら、餌を食べなくなったということもあります。
愛犬のことを考えて、餌を変えたとしても、合うか合わないかは実際に食べさせてみないとわかりません。
そして、実際に食べさせてみて食べないのであれば、それは合わない可能性が高いです。
「餌(ドックフード)が合っていない」ので餌を食べないときの対処法
餌が合っていないときは、もとの餌に戻してみるのが良いです。
戻した途端に食べるようになったとしたら、それは餌が合っていなかったということです。
そして、餌を変えるとしても、今まであげていた餌と同じメーカーや、同じような味付けなどのものを選ぶほうが良いでしょう。
④「人間のご飯をあげすぎ」で餌を食べない
ついついワンちゃんにおねだりされて、自分が食べているものをあげちゃうことありませんか?
この人間が食べているご飯をあげすぎてしまうことで、犬が自分の餌を食べないようになってしまうことがあります。
どうしてもかわいい視線でおねだりされると、あげてしまう気持ちもわかります。
もしくは、盗み食いなどをされてしまっている可能性もあると思います。
しかし人間の食べ物には、そもそも犬が食べてはいけないものもあったり、味が濃いので、健康的にもあまり良くありません。
またそれになれてしまうと、本来食べるべき犬の餌を食べなくなってしまいます。
「人間のご飯をあげすぎ」で餌を食べないときの対処法
人間のご飯のあげすぎで餌を食べないときの対処法はシンプルです。
人間のご飯をあげるのをやめることです。
もしくは、盗み食いなどされているときは、しっかりしつけをすることが大切です。
人間のご飯はワンちゃんにとって、害になってしまう可能性もあるので、愛犬を守るためにもしっかりしつけしましょう。
⑤「おやつのあげすぎ」で餌を食べない
ついついワンちゃんがかわいくて、おやつをあげちゃうこともありませんか?
なにかお利口さんにしていたり、新しい特技を覚えたりしたときは、どうしても可愛すぎておやつをたくさんあげちゃったりすると思います。
気持ちはわかりますが、おやつを上げる頻度は適度にしておきましょう。
おやつをあげすぎてしまうことで、おやつの味に慣れてしまい、普段の餌を食べない状況になってしまうことがあるからです。
「おやつのあげすぎ」で餌を食べないときの対処法
人間のご飯のあげすぎで餌を食べないときの対処法と同様に、おやつのあげすぎで餌を食べないときの対処法はシンプルです。
おやつをあげる頻度を制限することです。
かわいいとどうしてもあげたくなっちゃいますが、それをしっかり制限することで、しっかり餌を食べる習慣がつきます。
⑥「老化」で餌を食べない
もし長年飼っていて、愛犬が老化していた場合、老化が原因で餌を食べない状態になっている可能性があります。
シニア犬(老犬)と暮らしていて、日に日にご飯を食べなくなってしまったら心配だと思います。
老化が進むと、犬も人間と同様に、カラダのいろいろな部分の能力が低下していきます。
そして、消化機能なども低下して、徐々に食べられるご飯の量が減少していくこともあります。ただし、病気が理由のこともあるので、日ごろから注意して観察してください。
「老化」で餌を食べないときの対処法
老犬の場合、食が細くなってきたと感じたら、ドックフードに少し水を入れて温めて柔らかくしたり、シニア犬用のもともと柔らかい餌をあげましょう。
たくさん食べなくなるのは老化が原因の可能性が高いので、量を少なくしても大丈夫です。
しかし、量を少なくする代わりに、食事の質を高めることがおすすめです。
また、一回のご飯の量が少なくなったとしたら、食べたがる時間に合わせて、そこまでご飯の時間にこだわらず、様子をみながら食べられるものを少量ずつあげてください。
まとめ
最後にまとめると、犬が餌を食べない主な理由は6つです。
- 「病気」で餌を食べない
- 「ストレス」で餌を食べない
- 「餌(ドックフード)が合っていない」ので餌を食べない
- 「人間のご飯をあげすぎ」で餌を食べない
- 「おやつのあげすぎ」で餌を食べない
- 「老化」で餌を食べない
誰もが愛犬には長生きしてもらいたいと願っていると思いますので、それぞれ該当しそうな原因を愛犬をしっかり観察して探して、適切な対処法をとりましょう。